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【デザイナー】
Lennart Karlstorp
Ilmari Tapiovaara
【製造】Edesby Verken
【年代】1950年から60年代
【サイズ】
高さ44.5cm×幅34.5cm×奥行34.5cm
脚幅:34.5cm×脚奥行34.5cm
【素材】チーク材、ビーチ材
【原産国】made in Sweden
[お届け方法]※こちらは組立てた完成状態でお届けします。パッキンで巻いたのち、巻ダンボールで梱包し宅配便でお届けさせて頂く予定です。
※チーク材の座面が約35cm四方で、ちょっとしたサイドテーブルとしてのご利用も素敵です。
スウェーデンのEdsby Verken社で1949年から製造がスタートしたFanettシリーズのスツールです。スポークチェアと同じ手法で作られたスツールは軽くて持ち運びがとても便利!その形も座面が四角形とユニークでサイドテーブルにも楽しいですね。
※スポークチェアは1970年代まではEdsbyで製造され、またその後も製造販売権を別会社へ譲渡してかなりの数量が製造されたようですが、このスツールはスウェーデン国内のみの少ない製造数でした。
[コンディション]
何回か、くみ直しによる修理のあとがみられます。また経年によるペイント付着やクスミ、擦りキズ、脚の台座にヒビがみられますが、しっかり固定されていますので、ガタつき・グラつきはありません。まったく問題なくご利用頂けます。
※ぐらつき、ガタつきを直し平行を調整し、綺麗に拭き掃除をしてワックスがけをしています。
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[ バイヤーコメント ]
※実はこのスツールの存在を昨年までは知らずに、ファネットと言えば6本スポークバック(後期モデルは7本)!と思い込んでいました。しかし、お客様からその存在を教えられたという恥ずかしいお話・・・。そして2019年の買付において、探し回ったあげく、やっと一脚みつけることができました。1950年代製造と思われるスツールは何度か補修をした跡がみられますが、座面はとっても綺麗で、ガタツキ・グラツキは当店でも補修していますのまったく問題なくご利用頂けます。
シンプルだけど とっても雰囲気のあるFanettスツール、座るだけじゃなく サイドテーブルにもピッタリです!!
※Fanett デザイナーの謎
Fanettファネットはフィンランドのデザイナー“Ilmari Tapiovaara”というのが通説ですが、どうやらスウェーデンのデザイナーと共同製作のようなのです。このスツールの買付にあたり、当店でもFanettについて調べました。
そもそもファネットの原型と言われる1949年に製造されたバックスポークが丸みを帯びたタイプのデザイナーはLennart Karlstorp(レナート・カールストロップ)で、イルマリが手掛けたとされる6本スポークT55は1955年の製造開始です。このT55をデザインしたのは間違えなくイルマリですが、T55を作るに当たり初期のモデルで採用しているチークの圧着材を使った座面、ラウンドした脚など許可を得て取り入れたようです。なのでこのスツールもフォルムのデザインはイルマリと思われますが、素材や脚組などのデザインはLennart Karlstorpであるとスウェーデンで発行されている本にしっかり書かれています。またスウェーデンヴィンテージを研究しているスウェーデン国内のWebサイトにもしっかりその辺りの経緯も書かれていました。