北欧テーブルウェアのアイコン的デザイン、 Stig LindbergのBERSA(ベルサ)。
現在でも復刻盤が製造されていて 発売から50年経った今なお 人気です。
うちでもたくさん扱ってきましたので 扱えば扱うほど その人気に納得します。
白磁にグリーンの葉と 比較的シンプルな色合いのデザインは
上品でもあり、ナチュラルな優しさもあり 決してお安くはないですが
ちょっと贅沢な日の食卓、日常のホッとひといきに 扱える範囲の
テーブルウェア。そして収納するのはもったいない、 飾るだけでも 素敵なインテリアに♪
上のスタンプは初期の段階。
そんなBERSAベルサは、謎が多いデザインで 製造段階においても
数々の噂やマニア心をくすぐる話があります。
VDN F555表記は後期に使用されたスタンプで、高品質を証明するもので
食洗機対応や硬質な磁器であることを示しています。
現在のGustafsbergで復刻しているベルサは 転写フィルムによる絵付けなので
食洗機対応ですが、70年代のものはOKといっても剥がれロスしやすくなっているので
手洗いがお薦めです。初期の製品はなおさら、絶対手洗いです。
このようにグリーン一色という
印刷ミスのようなスタンプも。
最初はこのスタンプだったのかな?プロトタイプかな!?
真相はわかりません。
また現在復刻している ベルサやアダム、スピーサは同じ場所、
グスタフスベリ製陶所で製造されていますが正確にいいますと、ブランドが違います。
現行品は「 Gustafsberg」で オリジナルは「 Gustavsberg 」です。
この「f」と「v」の違いは、権利・製造を引き継いだ経営者が
当時のオリジナル製品に敬意をしめし!?同じものを使わなかったとか?
権利料の問題だとか?!いろいろ話はありますが
いずれにしても今でも 同じ煉瓦作りの工場内で作られます。